本日は開店休業な一日だった・・・ややや、バウムオプティクスです。
それでもご来店いただいた皆さま、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
台風では相手が悪いわ(´Д` )
そして明日も十分な警戒が必要ですね・・・。

んで、台風です。
今回の台風11号は「ハーロン(HALONG)」と言う名称があります。
日本では一般的に「台風●●号」と呼んでいますが、実はアメリカのハリケーンと同じように名前が付けられていることはご存知ですか?
何や2000年ぐらいから、アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)と世界気象機関(WMO)が共同で設立した「台風委員会」(ストレートすぎるネーミング)によって、北西太平洋領域で発生する台風には「アジア名」を定めているそうです。
定めているとは言えど、各国がそれぞれの言葉で「動植物や自然現象に関係する名前」を140個を選出し、それを順番に名付けていくので、だいたい5年に1回のペースで同じ名前が巡ってくるんですと。

何でまたわざわざ台風に名前を付けなイカンのか?
1.国際社会への情報に台風委員会が決めた名前をつけてそれを利用してもらう
2.アジアの人々になじみのある名前をつけることで人々の防災意識を高める
という理由があるそうだ。

そこで日本が持ち寄った名前は以下。
「テンビン」、「ヤギ」、「ウサギ」、「カジキ」、「カンムリ」、「クジラ」、「コップ」、「コンパス」、「トカゲ」、「ワシ」。
この共通点は全て「星座」やねんけど、それやったらそれで他にもっと何かなかったんか?と言いたくなる単語がチラチラと並んでいますね。
上で記した『名前をつける理由』の中に「防災意識を高める」とあるが、果たして「ヤギ」や「ウサギ」には『防災意識』を高める効果あるのか?と思わざるを得ない。
例えば『台風「ヤギ」が猛威を奮っております。』とニュースとかで言われても「メェ~」と鳴きながら草を食む姿しか湧いてこず、また、『台風「ウサギ」の爪あとが全国各地に残されております。』とニュースとかで見ても、ウサギの爪あとぐらいなら、そない大したことないんちゃうん?と過小評価してしまう危険性を孕んでいるのではないか?

さらに「テンビン」やら「コンパス」さらに「コップ」ともなると、もはや「動植物や自然現象に関係する名前」から完全に逸脱しているではないか。
今日もバケツをひっくり返したような横殴りの雨が降っていましたが、これを「台風コップ」と言われると、あまりにもスケールがちっちゃすぎやしないか?
しつこいようだが『台風「コップ」が日本列島に近づいてきました。』と言われても、これでは一体誰が警戒するのか。甚だ疑問が残る。
もっと言い進めれば「コンパス」も「コップ」も、元来日本語ではないという本末転倒っぷりを発揮している。
しかし台風委員会のリストを見ると、「Kompasu」「Koppu」と日本のローマ字表記になっており、これは夏休みの宿題提出に追われた小学生が辻褄を合わせようと必死になっているサマを見ているようだ。

こんな調子では、『防災意識を高めよう!』という目的が薄れてしまうではないか。
もっと五感に刺激を、特に恐怖を与えるようなネーミングが必要ではないだろうか?
日本名リストを見渡したところ、この恐怖や猛威を連想する単語は「トカゲ」「ワシ」ぐらいではないか?
「星座から選ぶ」という括りが邪魔をしたのか、どうもやはりパンチが足りないように見受けられる。
それならば、と個人的には「マムシ」や「ゴキブリ」はたまた「腹を減らしたヨメはん」など、反射的に恐怖を訴えるようにした方が、もっとダイレクトに警戒心を促しやすいのではないかと思うのだが如何だろうか。

「昨夜、フィリピン沖で大型で強い台風「腹を減らしたヨメはん」が発生いたしました。食べログで調べた、クチコミが好評価の店でのパスタが全く口に合わなかったらしく、苛立ちもさらに倍増しております。」

おーコワ。

皆さま、くれぐれもご注意くださいませ。